最新の法律系雑誌・裁判例等より、実務上、興味深い部分をかいつまんで御紹介してきます。
判例タイムス、判例時報、ジュリスト、Business Law Journal、ビジネス法務、会社法務AtoZ、NBL、商事法務、金融法務事情、国際商事法務、月刊監査役、the Lawyers、二弁フロンティア
【判例時報2300号】
「銀座のクラブママの契約は労働契約ではなく業務委託契約(準委任契約)とされた事例(東京地判H27.11.5)」
【判例時報2302号】
「和解条項における再発防止義務や周知義務の履行の大要が争点となった事例(東京高判H27.8.26)」
「半導体装置の組立てや実験等に従事していた30代の女性従業員がうつ病に罹患していたことにつき、会社代表者から継続的に叱責や暴言を受けたことや、クリーンルーム内での長時間労働が続いていたことを理由に、業務起因性を肯定した事例(京都地判H27.9.18)」
【判例タイムス1427 2016.10】
「過重な業務負荷又は治療機会喪失による直静脈洞血栓症の発症について、業務起因性が否定された事案(東京地判H28.4.18)」
【ビジネス法務 11月号】
「『平成30年に向け検討スタート!無期転換ルールへの対応』/制度の概要と同一労働同一賃金議論との関係/無期転換に備える社内制度設計/申込みの条件・期間の計算はどうなる?実務対応Q&A」
「『同一労働同一賃金』を追う。第3回長澤運輸事件とハマキョウレックス事件 橘大樹」
【会社法務AtoZ 10月号】
「『低金利時代における従業員の財産管理』/従業員持株会制度のメリット・デメリット/確定拠出年金の運用ポイントと問題点」
【NBL 1083号】
「会社分割に伴う労働契約の承継等に関する法律施行規則の一部改正等について」
【商事法務 2110号】
「ニュース 『会社分割に伴う労働契約の承継等に関する法律施行規則の一部を改正する省令』等が交付される」
【商事法務 2112号】
「労働契約承継法施行規則・指針および事業譲渡等指針の改正等と実務上の留意点 弁護士塩津立人・弁護士小野上陽子・弁護士覚道佳優」
【the Lawyers 13巻8号】
「『同一労働同一賃金』の原則は日本の雇用慣行を変えるか 牛島総合法律事務所 小島健一 柳田忍」
*カギ括弧は引用です。
商法系雑誌では、労働契約承継法施行規則が取り上げられている。
ビジネス法務の「無期転換ルールへの対応」、「長澤運輸事件とハマキョウレックス事件」に関する記事は興味深いので、読んでみようと思う。