この「企業目線の労働コラム」では、自社の労働者管理が気になり始めた中小企業(ベンチャー企業)の経営者、企業の人事や労務の担当の方向けに、実際に問題が持ち上がったときに、どのような思考で、どのように対応すべきか、当職の実務経験やこれまでにいろいろな会社の方から受けたご質問を参考にし、分かりやすく書いていきたいと思います。
本コラムは、労働法の詳細な解説というよりも、企業の方向けに、コンパクトに、問題解決に必要な最低限の知識、労働問題解決のノウハウをお伝えすることを目的としています。
したがって、特殊な事案・例外的な事案には必ずしも適合しておりませんし、実際の事案の解決にあたっては、複数の要素の検討が必要となることが大半ですので、専門家の方に御相談することをおすすめします。また、一部私見にわたる部分がありますので、ご留意下さい。
弁護士 鈴木郁子